万座サンゴ産卵ナイトダイビング”選択編”～恩納村

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: blog-hare.gif — 気温25℃
南西の風
曇り

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: nami-1.jpg — 水温20℃
通常運行

今日の万座は若干雲多めですが晴れ、風は南西でやや強めですが比較的海況は良好。私事ですが、今日は朝早くから健康診断に出掛けて来ました。健康管理も大事です！

さて、今日は万座サンゴの一斉産卵ナイトダイビングについて2回目を書いてみます。興味のある方、見てみたい方は是非読んでみて下さい

最近SNSなどで急激に脚光を浴び始めたサンゴの産卵を見るナイトダイビング、なんで日程が絞られるのか？の不思議です

1つ目は沖縄万座エリアの水温です。1月現在は20℃、これから徐々に上がり5月（この時期が旧暦の4月）から急激に上がり始めます、特に初夏は1~2週間に1℃の速さで上がります。GWから推移する24℃が25℃、そして26℃に替わる時期、これがちょうどサンゴの産卵に重なります。言い換えればこの水温に達するまでは産卵活動が見れないことが多いということです

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昼のうちは24℃なのに夜見るとなぜか水温25℃、26℃に替わっていたり、予定日にはキッチリ水温が達してる水中自然環境の不思議が体験出来ます。5月月末からはほぼ毎年この水温の上昇が確認出来ますのでそれ以降は産卵活動があるでしょう、ということです

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2つ目は潮汐です。万座で観察する産卵活動は夜の10時付近に開始されることが多いです。別の記事で触れますが、ミドリイシの中でも産卵時間はそれぞれ違います。例えば4便目の16時に潜ると明るいのにもうセットしている種もあったりします。私たちがメインで潜る万座の東側のロケーション、いわゆる万座ドリームホールから砂地のエリアのサンゴの種類は大部分が遅い時間、いわゆる夜の10時前後に産卵する種になります

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そして放出されたバンドル、いわゆる卵のようなものを遠くに流すために満潮から下げ潮に向かう時間がこの10時前後になること、それも大事な条件のようです。もっともこれに関しては都市伝説的、生態学の見地からの話だと思われますが根拠は不明。ですが実際の動きはどうやらほぼ間違いないようです

2023年のこの内容に合うのは6月の初旬、6/4.5.6.7.8のスケジュールと、6/18.19.20.21.22のスケジュール、計2ターンです。旅行に不向きないずれも平日のタイミング・・・ですが

ここで日程に関しての話です。なぜ 2023年5/20(土)～5/24(水）という選択肢があるのか？

実はこの予想より1期早い大潮のターンに水温が上がり産卵活動が確認された年が過去15年の中で3回あります。その年の一番早い、いわゆる一番サンゴです。これに関しては正直、その年のコンディションに大きく左右されます。試す価値はある日程、ということでナイトダイビングを開催します。夢を追うダイバー皆さんには参加して欲しい、と願いを込めて日程に入れてます

夢見れる人や1番サンゴにチャレンジしてみたい人、一緒の潜りましょう！！

ということで、次回は特徴編、サンゴの種と産卵特徴、時間の関係などを書いてみましょう。お楽しみに